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日本一の地価上昇率を誇る大阪で収益物件の購入エリアを見極めるには?

2016年1月の全国不動産取引件数が、前年同月から15.2%増と、盛況な不動産業界。新規の投資を検討されている方も多いことと思います。

参考:http://tochi.mlit.go.jp/wp-content/uploads/2016/04/c249fa643f354a5417593ca6d22223cc.pdf

2016年地価公示価格

エリア 住宅地 商業地 全用途
全国 ▲0.2 0.9 0.1
東京圏 0.6 2.7 1.1
大阪圏 0.1 2.7 0.8
名古屋圏 0.8 3.3 1.3
地方中枢都市 2.3 5.7 3.2

※地方中枢都市は、札幌、仙台、広島、福岡の平均値です。

実際に地価公示価格を見ても、全国の商業地の平均価格が0.9%増、3大都市圏の商業地の平均で2.9%増と上昇傾向にあります。

全国的に上昇傾向にある不動産価格ですが、2016年の地価公示価格を見ると、特に目立ったのは都心部の高値安定と、大阪や名古屋といった地方都市の急激な地価上昇でした。

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実際に全国で今年最も高い上昇率を記録したのは、大阪の道頓堀に近い心斎橋筋で、2015年比で45.1%増。

2016年の地価公示価格を見ると、大阪市内の広いエリアで上昇傾向が見られました。

大阪市内の地価上昇エリア
エリア 地下公示価格 上昇率
北区 165万7040円/2㎡ 7.82%
中央区 145万1050円/2㎡ 8.14%
西区 60万2193円/2㎡ 6.69%
阿倍野区 56万7222円/2㎡ 4.73%
天王寺区 51万4263円/2㎡ 4.22%

「新規の不動産投資を始めてみたいけれど、高値安定傾向が続く都心の不動産には手が出ない」という方や、「地価が上昇している大阪で投資を始めてみたい」という方のために大阪で収益物件を探す際に、知っておいて欲しいポイントをご紹介します。

実際に物件を購入される際に、参考にされてみてはいかがでしょうか。

周辺エリアの観光客の動きを知る

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大阪市内の地価が上昇している理由の一つに、LCC就航に伴う外国人観光客の増加が挙げられます。

実際、法務省発表による2016年2月の関西空港の外国人入国者数は、50万2699人で全国1位。成田空港(49万8640人)や、羽田空港(25万8788人)よりも、多くの外国人観光客に利用されています。

実際に道頓堀などの繁華街をはじめ、観光客が訪れるエリアの多くで地価上昇傾向がみられました。今後、ホテル建設などが予定されているエリアもあり、観光客が、街の形を変える可能性を秘めていると言っても過言ではないでしょう。

もし、大阪で収益物件の購入を考えられているようでしたら、物件そのものだけではなく、周辺エリアの観光客の動向も注視しましょう。

参考:
http://www.j-cast.com/tv/2016/03/23262037.html
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/13759/00153201/140502.pdf

実際、観光客が多く訪れるエリアは地価上昇傾向が見られ、ホテル建設などのような観光客をターゲットにした開発が予定されているエリアもあります。

もし、大阪で収益物件の購入を考えられているようでしたら、物件そのものだけではなく、周辺エリアの観光客の動向も調べておきましょう。

再開発エリアの情報を知る

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2016年の大阪市内の地価公示価格を見ると、全体的に再開発エリアが多く見られます。

2015年に最も地価上昇が見られた地域も、あべのハルカス周辺エリアだったことからも、地価や不動産価格に影響を与える再開発に関する情報は、きちんと調べておいたほうが良いでしょう。

大阪市内で行われている再開発のなかで、最も注目されているのは、大阪のキタエリアの中心地、梅田駅周辺にある梅田貨物駅跡です。

再開発が終了はまだまだ先になる見通しですが、梅田周辺だけでなく、その他のエリアの不動産の価格変動にも影響を与える可能性があるので、不動産購入前に情報を確認しておくことをお勧めします

再開発エリアの特性を知る

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再開発が頻繁に行われている大阪市。もし大阪で不動産の購入をご検討されているようでしたら、事前に周辺で行われている再開発に関する情報を調べましょう。

近年、大阪市で多く見られるケースが、再開発時に大規模な公園が併設されるプランです。

ビジネス街と公園が立ち並ぶ中之島エリアなどが代表例ですが、かつて市内に緑が少ないことが問題になった経緯から、現在は再開発だけでなく、周辺エリアの緑地化にも力が入れられています。

公園の設置により、子供や家族連れが過ごしやすい環境に整備され、ファミリー層向けの物件需要が増える場合があります。

それだけでなく、再開発によりエリアや住民の特性を変えてしまう可能性もあるので、購入を検討している不動産の周辺で再開発工事が行われている場合には、工事終了後にどのような街が作られるのかを事前に調べておきましょう。

今後予定されている鉄道延伸計画を知る

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大阪市内では、現在鉄道の延伸計画が進められています。すでに工事が行われているものから計画のみの路線まで、置かれている状況はさまざまですが、地価変動に影響を与えるケースが多くみられます。

工事が計画されている鉄道路線
路線名 予定区間
おおさか東線 新大阪〜放出(2018年開業予定)
北大阪急行線 千里中央〜新箕面
京阪中之島線 中之島〜西九条
なにわ筋線 新大阪〜北梅田〜難波

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実際に阪神なんば線の開業時には、難波などがある大阪市中央区で約25%の
地価上昇がありました。

もし不動産投資を考えられているようでしたら、物件の購入前に、鉄道の新線開通情報を事前に調べておきましょう。

新駅設置計画を知る

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大阪をはじめとする関西エリアでは、既存路線への新駅設置による再開発が多く行われてきました。

2016年3月にもJR大阪駅を経由する新快速の沿線に麻耶駅(兵庫県神戸市)が開業し、注目を集めました。現在、大阪府内で予定されている新駅建設情報は下記の通りです。

開業が決まっている新駅
開業予定年 エリア 新駅名(予定) 設置区間
2018年 大阪府茨木市 JR京都線 総持寺駅 摂津富田〜茨木間
2018年 大阪府東大阪市 JRおおさか東線 衣摺駅 長瀬〜新加美間

新駅周辺はもちろん、利便性の向上により沿線エリアの地価にも影響を与える可能性があるので、物件の購入前に、新駅の開業時期や工事の進捗状況などの情報を注視しましょう。

大阪市での不動産投資は、エリアの将来像を見るべし

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地価が上昇している大阪市。

日本第2位の都市でありながら、都心よりも手ごろな不動産価格ということもあり、注目を集めているエリアです。

外国人観光客の増加や、中心エリアの再開発により大規模な変化を遂げている大阪市で投資用の不動産を購入される際には、現在の不動産価格はもちろん、今後どのような街づくりが行われるかという将来像も視野に入れて、物件を探されてみてはいかがでしょうか。

ライター紹介About the Writer

プレミアムバリューバンク

不動産投資のプロフェッショナルが、投資に関わる市況や知識などを、プロならではの視点からわかりやすくお伝えしていきます。日々変化するトレンドを逃さずチェックしてください。

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